ちょっと建築: 9月 2023

2023年9月3日日曜日

俺、建築士になる #資格#建築士















📌俺、建築士になる。

 俺、35歳。

平成のゆとり教育世代と言われて

いるが、某チェーン店の店長を

している。性格は控えめに見える

けどくどい。人の接し方が人に

よって変わるらしく店の子は

心を閉ざしがち。でも店が

回れば良しとしようと思ってる。

店はスーパーの中にあるので、

夏は涼しく冬は暖かい。室内

環境には何も問題はない。

しかし店長になって早3年、

無中になってここまで来たもの

の時間とお金がないと思った。

朝は比較的ゆっくりな出勤では

あるが、遅番とはいえ夜のTVの

のゴールデンタイムには間に合わない。

週2回の休日は少しの家事と少しの

ゲームで終わってしまう。煙草も酒も

コンビニも大好きな俺の給料は

あっという間に消え去ってしまうんだ。

今までは毎日毎日、店のことで頭が

いっぱいだった。コロナや季節の

品出し、新人教育や衛生管理

やることはいっぱいあった。

でも最近、給料がもう少し高けれ

ばなぁとか時間がもう少しあれば

なぁとか考えてしまう。このまま、

ずっとこの店で過ごしていくのかなぁ。

今は副業の時代、俺も副業して

みようと考えたのが2級建築士。

大きな資格を取れば将来役に立つ

かもしれないし、DIYとかして

洒落た部屋に住んでみたい。

まぁ、とにかく大きな趣味が

欲しいんだ。











📌2級建築士とは

2級建築士といっても俺は全然

知らない。建築と建設の違いも

分からない。たぶん、家を建てたり、

リフォームをする人。俺の爺じの

親が昔大工だったってかぁちゃん

が言ってた。そこに憧れもあるの

だろう。

それにしても2級建築士って

どうやって取れるのかと調べて

みたら実務経験が7年以上ないと

受験の資格がないらしい。

" ええっ ⁉️ "         でも今は

通信教育で2年間課題を提出

すれば実務経験がなくても

受験資格がもらえる。

俺みたいにスーパーの中の店舗で

働いている者にとっては

ありがたいチャンスなんだ。

この通信教育は2年制で建築士

養成科という。いままで何も

知識が無くて、家の棚も作った

ことのない俺だけど、こんな俺に

建築をイチから教えてくれるらしい。











本来なら現場で先輩や棟梁に教え

てもらいながら覚えていくのに

通信教育で教わる。お笑い界で

いうNSC吉本のようだ。2年間の

学習方法は自宅に送られてきた

課題を期間内に提出することと

教室で授業を受ける「スクーリング

履修科目」がある。1年で20単位、

2年で40単位を合格すればいい。

卒業条件として2年以上在籍し40

単位修得すると卒業とともに2級建築士

受験資格が貰える仕組みだ。ただし、

留年は6年、受験資格をとるだけでも

大変だ。







📌俺の仕事

俺は今の仕事と両立出来るのかが

最大の問題なんだ。店はスーパー

の中にあるからシャッターの上下しは

問題ないのだが、一日中立ち仕事で

だいたい10時間くらいは店にいる。

通しのの時は12,13時間くらい

いる。これを、シフトで管理している

のだが他の店舗の応援を入れて

シフトを組む。俺の店の子だけでは

シフトは組まない。休みは週2日だが

決まった曜日はない。今まではそれで

良かったが、これでは生活のパターンが

作りにくいと、この度思った。

俺の勉強方法には生活のパターンが勝利

の決め手になるような気がする。

店長の仕事は沢山あって、それと

なく部長に資格の話をしてみた

ところ部長はとても良好に応じて

くれたのだが、店長の仕事はどう

すべきなのか、仮に店長の

ポジションを他の誰かにしたい

のならば新しい店長を育てない

といけない、という話にまとまった。

俺も店長職は気に入っているし、

なによりいままでもらい続けた

役職手当がなくなる現実、これの

突破口はないものかと考えてしまう。

まだ、そのトコロが落ち着かない。





📌何も知らない俺

通信教育は4月の入校。まだ時間が

あるなぁと思っていたんだけれど、

先日フラリと入った本屋に

「2023年度版2級建築士

学科+設計製図完全解説」という本を

見つけた。俺は「本試験?」と思った。

その時俺の頭の中で勉強は通信教育の

40単位なのだが、それはこの本試験を

受ける為の切符みたいなもので、この本

を理解しないと2級建築士にはなれない

らしい。通信教育だって結構な勉強量よ

と思いながら恐る恐るページを開いた。

「これから2級建築士の資格を目指す

皆さんへ」とある。そして、2級建築士

は1級建築士に比べて取りやすいと

書いてある。なるほど・・・。

建築士って何級まであるのかな。3級も

あるのかな。この本には書いてない。










2級建築士の試験は「学科試験」

と「設計製図試験」がそれぞれ年1回

実地される。学科試験は7月、製図試験

は9月に行われ7月の学科試験に合格した

人が9月の製図試験を受験することが

出来るとの事。学科の内容としては

「建築計画」「建築法規」「建築構造」

「建築施工」の4科目で一科目25点、

総合得点100点満点中60点以上で

合格できる。ひと科目15点以上、

どうよ、簡単でしょ と書いてあった。

十分すぎるほどお先真っ暗。











📌この先の見通しと不安

この本の書いてある2022年度の

製図試験はA2判で書くらしい。俺の

知ってるA4判よりははるかに大きい

事が分かる。俺のちゃぶ台で乗りきる

自信がない。それに、設計製図試験は

6月の中旬頃課題が発表され、それを

元に9月に行われる5時間の試験に

挑むらしい。前もって問題を教えて

くれるなんて、とても良心的に思える

のだが今まで感じたことのない 

”  怖 ” が来た。

まぁ、なんとなく思いついて今まで

にない世界を見られた気がする。

今の仕事は気に入っているから長く

続けたいと思っている。しかしながら、

たった一度の人生だもの、もう少し稼ぎ

たいし、遊びたいし、良い暮らしを

おくってみたい。そう考えるとこれ位の

事に挑戦していくべきかなと思う。

もっと、軽い資格も沢山ある。でも、

2級建築士は戸建てや中小規模の

建築物をはじめ多くのニーズがまだまだ

あると本に書いてある。俺の店も大事

だけれどできる限り前を向いて挑戦

していくのも大事だ。まだ、考える事

がある。30代に出来る事はやりたい。